HideとKIYOSHIの絆と伝説の秘話|ギタリスト本間清司の現在
1990年代の日本のロックシーンに革命を起こし、今なお圧倒的なカリスマ性を放ち続けるアーティスト・hide。そのソロプロジェクトを強固に支え、ステージ上でひときわ強烈な存在感を放っていたのが、hide with Spread Beaverのギタリスト・KIYOSHI(本間清司)です。
豪快なカッティングと繊細なエモーショナルさを兼ね備えたギタープレイ、そして観客を惹きつけるロックスターとしての佇まい。hideが全幅の信頼を寄せたKIYOSHIとの関係性は、単なるバンドメンバーの枠を超えた深い絆で結ばれていました。2026年を迎えた現在も熱狂的なファンを魅了し続ける二人の軌跡と、知られざるエピソードを紐解きます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:hideとKIYOSHIの出会いは「LEMONed」レーベル発足時に遡り、互いの音楽性とロックスピリットへの深い共鳴から始まった。
- 要点2:Spread BeaverにおいてKIYOSHIは豪快なツインギターの要であり、hideの死後も追悼ライブやトリビュートで中心として魂を継承。
- 要点3:本間清司は2026年現在もMADBEAVERSやソロ名義で精力的なライブ活動を継続し、現役のロックギタリストとして進化を続けている。
【二人の出会い】hideとKIYOSHIの馴れ初めとSpread Beaver結成前夜
二人の関係の出発点は、1990年代中盤に遡ります。当時、KIYOSHIはビジュアル系・オルタナティブロック界隈で異彩を放っていたバンドmedia youth(メディア・ユース)のギタリストとして頭角を現していました。その際立ったステージングとソングライティング能力にいち早く着目したのが、hide本人でした。
hideは自身が立ち上げたレーベル「LEMONed(レモネード)」の設立にあたり、第一弾アーティストの一角としてmedia youthを抜擢。これを機に二人の距離は一気に縮まり、単なる先輩後輩の関係を超え、朝までロック論やカルチャーについて語り明かす間柄へと発展しました。
その後、hideがソロワークを本格的なバンド形態へとスケールアップさせる際、真っ先に声をかけたのがKIYOSHIでした。こうしてhide with Spread Beaverのギタリストとして迎え入れられ、hideが描く極彩色の音像を共に構築していくことになります。
【知られざる絆】hideが絶大な信頼を寄せたKIYOSHIのギタリスト魂と人柄
hideがKIYOSHIに惹かれた最大の理由は、その研ぎ澄まされたギタリストとしての美学と、裏表のない純粋なパーソナリティでした。hide with Spread Beaverの楽曲群において、hideは緻密なアレンジとデジタルサウンドを融合させていましたが、ステージの爆発力を担保していたのは生粋のロックンロールギタリストであるKIYOSHIのドライビングなギターでした。
レコーディング現場やリハーサルにおいて、hideはKIYOSHIに対して細かいフレーズの指定をするよりも「KIYOSHIの好きに弾いてみて」と委ねることが多かったと伝えられています。これは、彼が持つグルーヴとパンキッシュなエッジを100%信頼していたからに他なりません。
プライベートでも、酒豪で知られた二人は多くの夜を共に過ごし、時には激論を交わしながらも互いをリスペクトし合っていました。hideの急逝という未曾有の悲劇に直面した際も、KIYOSHIはその動揺を胸に押し込め、残された音源を完成させファンへ届けるという重責を全うしました。
【伝説のギア】KIYOSHIが放つ独自のサウンドと象徴的なギターモデル
KIYOSHIのトレードマークといえば、ステージ上で鮮烈な閃光を放つ個性的なギターの数々です。中でも、フェルナンデス/バーニーからリリースされたシグネチャーモデルは、多くのギタリストに強烈なインパクトを与えました。
特にhide with Spread Beaver期に愛用された「Burny RPV(Flying Vタイプ)」や、豹柄やメタリックカラーが施されたオリジナルモデルは、KIYOSHIのダイナミックなアクションと相まって唯一無二のロックスタイルを確立。hideのイエローハート(MGシリーズ)とKIYOSHIの変形ギターがフロントで並び立つ光景は、90年代ロックの象徴的なワンシーンとして語り継がれています。
そのトーンは、太く粘りのあるミッドレンジと切れ味鋭いアタックが特徴。後年はdragonflyなどの国産ハイエンドギターも駆使し、よりアグレッシブかつ表現力豊かなサウンドメイキングへと進化を遂げています。
【受け継がれる意志】追悼ライブで見せた涙とSpread Beaverの絆
1998年5月のhide急逝直後に行われた全国ツアー『hide with Spread Beaver appear!! "1998 TRIBAL Ja, ZOO"』において、KIYOSHIはI.N.A.、CHIROLYN、DIE、JOE、KAZら Spread Beaverのメンバーと共に、主不在のステージに立ち続けました。
スクリーンに映し出されるhideの映像と同期しながら、ギターをかき鳴らし、時には涙を流しながらも観客を煽り続けたKIYOSHIの姿は、多くのファンの胸に深く刻まれています。
その後も節目ごとに開催されるhideの追悼イベントやメモリアルライブにおいて、KIYOSHIは常にフロントマンとしての気迫を持って参加。2023年に開催された25年ぶりのSpread Beaverワンマンライブでも圧巻のパフォーマンスを披露し、「hideの音楽は決して止まらない」というメッセージを行動で証明し続けています。
【2026年最新】本間清司の現在地|MADBEAVERSやソロでの精力的なライブ活動
2026年現在も、本間清司(KIYOSHI)は現役屈指のロックギタリスト・ボーカリストとして最前線を走り続けています。自身が率いるスリーピースロックバンドMADBEAVERS(マッドビーバーズ)での重厚なグルーヴとストレートなロックンロールは、年齢を重ねてなお研ぎ澄まされ、全国のライブハウスを熱狂させています。
また、アコースティックからラウドなバンド編成まで多彩なアプローチを見せるソロ名義のライブや、盟友ミュージシャンたちとのセッションワークも精力的に展開。最新のツアーでも衰え知らずのステージングを見せつけており、現場主義を貫くそのスタンスは後進のミュージシャンからも絶大な支持を集めています。
hideと共に駆け抜けた歴史を誇りに抱きつつ、決してノスタルジーに安住せず「今鳴らすべき音」を追求し続ける姿こそ、彼が本物のロッカーであり続ける理由です。
【hideとKIYOSHI】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:KIYOSHI(本間清司)がhide with Spread Beaverに参加したきっかけは?
A1:KIYOSHIが在籍していたバンド「media youth」の音楽性にhideが惚れ込み、hide自身のレーベル「LEMONed」からリリースを行ったことが縁となりました。意気投合したhideがソロプロジェクトの本格始動に伴い、ギタリストとして直接オファーを出したことがきっかけです。
Q2:KIYOSHIがhideのステージでメインで使用していたギターは?
A2:主にフェルナンデス(Fernandes/Burny)のカスタムモデルやフライングVタイプを使用していました。ド派手なグラフィックやカラーリングが施されたモデルが多く、hideのトレードマークであるモッキンバード(MGシリーズ)とのツインギターの対比は視覚的にも圧巻でした。
Q3:2026年現在、KIYOSHIの最新の活動状況はどうなっていますか?
A3:自身のバンド「MADBEAVERS」をはじめ、ソロプロジェクトや各種コラボレーションライブを精力的に行っています。hide関連のメモリアルイベントにも欠かせない存在として参加しつつ、現在進行形のロックサウンドを発信し続けています。
まとめ:時を超えて鳴り響くhideとKIYOSHIのロックンロール
hideとKIYOSHI(本間清司)が築き上げた関係性は、単なるプレイヤー同士の枠組みに留まらない、強固なリスペクトと音楽への純粋な情熱で結ばれたものでした。
hideが放った時代の先を行くアイデアの数々は、KIYOSHIという無二のロッカーが存在したからこそ、圧倒的なリアリティを伴って爆発しました。そして今もなおステージでギターをかき鳴らし続けるKIYOSHIの手によって、hideのスピリットは色褪せることなく未来へと鳴り響いています。 (出典: kiyoshi hide(Yahoo!ニュース))